
一般財団法人日本青年館
月刊誌「社会教育」
近藤編集長 メ ッセージ
12月号の「今月のことば」は、平野有海さん(気象予報士)が「41. 8度の衝撃」を寄稿。「暑さのニューノーマルに対応していくべく、私たちの社会や常識アップデートしていく必要がある」と今年の国内最高気温に対する提言をいただきました。 特集「GXと生涯学習・社会教育」において、田中雅文さん(日本女子大学名誉教授)が「ビオトープからネイチャーポジティブまで―未来を創る学びへの挑戦―」を執筆しています。「里山保全、農業体験、学校ビオトープ活動といった、野外での実践を組み込んだネイチャーポジティブの講座を提供したり、気候変動や循環経済と絡めて環境問題の全体を学ぶ講座として編成することが重要」と指摘しています。 続いて鴻上哲也さん(伊万里市民図書館 統括管理者)が「GX(グリーントランスフォーメーション)と公共図書館・社会教育の役割」を図書館の現場からのGXとの関わり方について具体的に、「カーボン・ニュートラル・ライブラリー」の構築に向けた計画を、市民と行政との協働で進めているなどGXに対応した運営方策について紹介しています。 さらに小田勝己さん(サステイナブル社会研究家)が「サステイナブル社会とローカルな視点―内発的動機を巡って―」、小田玲子さん(創価大学 総合学習支援センター助教)が「『人と人が集まり、考えを交換すること』『地元・小さいこと』―サステイナブル社会」を執筆しています。 ほかに、社会教育士の活動紹介として南條由起さん(ヴァイオリニスト、社会教育士)が「現役ヴァイオリニストとして芸術と社会教育をつなぐ“ 学び重ね”の旅」を執筆、音楽の専門性を活かした社会教育士活動の可能性と新たな展開について提言しています。 また、「政策解説」として、堀内昭彦さん(文化庁参事官(芸術文化担当)付学校芸術教育室長)が「部活動の地域展開について」と部活動の地域展開について現状とこれからの展開(令和8年度概算要求)について解説しています。 12月は新年度予算要求準備の時期。連載の井上貴至さん(山形市副市長)が「予算獲得の決め手」を執筆。社会教育の基盤充実のための予算獲得につとめていきましょう。











































